中央構造線公園(2010.05.22 09:59)
中央構造線は伊那山地と赤石山脈を南北に分割し、北は諏訪湖から関東平野、南は四国を抜け九州を分断している日本最大の断層です。 この断層によって形造られた谷は、いわゆる「秋葉街道」として古くから利用されてきましたが、 明治の初めにドイツ人学者E・ナウマンによってそれが断層であることが発見され、中央構造線と名付けられました。 断層を挟んで東側が領家片麻岩類、西側が鹿塩マイロナイトというように、岩石がまったく異なっています。
こうした断層露頭は中央構造線観察公園の他、地区内各地で観察することができます。